ルフィはいつから四皇？何話～就任時期となぜを徹底解説

『ワンピース』の物語は、主人公ルフィがワノ国での激闘の末、ついに四皇の一角に数えられるという大きな節目を迎えました。

多くのファンが、ルフィがいつからその称号を得たのか、そしてなぜ四皇と呼ばれるようになったのか、その経緯に注目しています。物語の中で四皇の入れ替わりは世界の勢力図を大きく変える一大事です。

この記事では、ルフィの四皇就任が原作漫画やアニメの何話で描かれたのかという具体的な情報から、その背景にある最強生物カイドウの死亡ともいえる敗北、そして歴代の四皇メンバーの変遷までを網羅的に解説します。

現在の四皇メンバーには、元七武海でありながら意外な形で名を連ねたバギーも含まれており、彼の加入理由や、ファンの間で常に話題となる強さランキングについても深く掘り下げていきます。

ルフィが四皇と呼ばれるのはいつから？

アニメや原作漫画の何話で描かれたか

モンキー・D・ルフィが「四皇」として世界に認知されるようになったのは、物語の大きな転換点であるワノ国編の終盤です。

具体的なタイミングは、原作漫画とアニメで若干のずれがありますが、どちらもワノ国での戦いが終結した直後となります。

これより以前、ホールケーキアイランド編の後に世界経済新聞社のモルガンズがルフィを「五番目の海の皇帝」と報じたことがありましたが、これはあくまでフライング気味の報道でした。

しかし、ワノ国でカイドウを直接打ち破ったことで、その実力と影響力が名実ともに「四皇」レベルにあると世界中から認められたのです。

この報道と共にルフィの懸賞金は30億ベリーに跳ね上がり、名実ともに世界の頂点に立つ海賊の一人となりました。

四皇カイドウを倒したことが決定打に

ルフィが四皇入りを果たした最大の要因は、間違いなく「世界最強の生物」と称された四皇カイドウを1対1の激闘の末に打ち破ったことです。

この勝利は、単に強大な敵を一人倒した以上の意味を持っています。

カイドウは、その圧倒的な武力と不死身とも言える耐久力で、長年にわたり新世界のワノ国を支配していました。

世界政府や海軍ですら手出しが困難な存在であり、彼の支配は盤石かに見えました。しかし、ルフィはこの巨大な壁に挑み、ギア5「ニカ」という新たな力を覚醒させて勝利を収めます。

この一連の流れは、以下の点でルフィの四皇就任を決定づけました。

実力の証明

現役の四皇をタイマンで打ち破ったことは、ルフィが個人として四皇クラスの戦闘力を持つことを何よりも雄弁に証明しました。

これまでの戦いとは異なり、「四皇を倒した男」という実績は、他の誰にも文句を言わせない説得力を持ちます。

世界のパワーバランスの変動

カイドウと、時を同じくしてトラファルガー・ローとユースタス・キッドに敗れたビッグ・マム。

この二人の四皇が同時に座から引きずり下ろされたことで、世界の勢力バランスに巨大な空白が生まれました。

その最大の功労者であるルフィが新たな皇帝として迎え入れられるのは、物語の流れとして非常に自然なことです。

言ってしまえば、ルフィは自らの手で四皇の席をこじ開け、そこに座る権利を勝ち取ったと言えます。

ルフィが四皇になったのはなぜか解説

前述の通り、カイドウを倒したことが直接的な引き金ですが、ルフィが四皇として認められた理由はそれだけではありません。

複数の要因が複合的に絡み合った結果と言えます。

麦わら大船団という巨大な勢力

四皇は個人の強さだけでなく、率いる勢力の大きさも重要な要素です。ルフィはドレスローザでの一件を経て、7つの海賊団、総勢5600人以上から成る「麦わら大船団」を傘下に持ちました。

本人が直接指揮しているわけではありませんが、この巨大な兵力は世界政府にとって大きな脅威と見なされており、これも四皇クラスの影響力を持つ根拠の一つです。

世界中に及ぼす影響力

ルフィは行く先々で国の歴史を動かし、多くの人々の心を掴んできました。アラバスタ、空島、ウォーターセブン、魚人島、ドレスローザ、そしてワノ国。

彼の行動は常に世界の秩序に大きな波紋を広げており、「世界をひっくり返す可能性」を秘めた危険人物として、その影響力は計り知れません。

30億ベリーという懸賞金

懸賞金は、その人物の危険度や実力を示す一つの指標です。

ワノ国後、ルフィの懸賞金は30億ベリーに達しました。

これは他の四皇であるシャンクス（40億4890万ベリー）や黒ひげ（39億9600万ベリー）と比較しても、十分に四皇クラスと言える金額です。この金額が、彼の新しい地位を象徴しています。

これらの理由から、ルフィは戦闘力、勢力、影響力の全てにおいて四皇の基準を満たし、新たな皇帝として認められるに至ったのです。

四皇の死亡による勢力図の変化

『ワンピース』の物語において、四皇の「死亡」またはそれに準ずる「敗北」は、世界の勢力図を根底から揺るがす大事件です。

これにより空いた席を巡って、新たな時代のうねりが生まれます。

白ひげの死亡と頂上戦争

最初の大きな変動は、頂上戦争における白ひげ（エドワード・ニューゲート）の死亡でした。当時「世界最強の男」と謳われた彼の死は、「大海賊時代」の一つの時代の終わりを象徴する出来事でした。

この混乱に乗じて台頭したのが、ヤミヤミの実とグラグラの実の能力を手にいれたマーシャル・D・ティーチ（黒ひげ）です。彼は白ひげのナワバリを吸収し、新たな四皇として君臨しました。

カイドウとビッグ・マムの敗北

そして、ワノ国で起きたのがカイドウとビッグ・マムの同時敗北です。彼らの死亡は明確には描かれていませんが、ワノ国のマグマ溜まりに沈んでいったことから、少なくとも再起不能な状態にあると考えられます。

この二つの席が同時に空いたことで、新世代の海賊であるルフィとバギーがその座に就くことになり、四皇の顔ぶれは一新されました。

このように、四皇の死亡や敗北は、単に一人の強者が消えるだけでなく、世界のパワーバランスを再編成し、新たな物語を生み出すきっかけとなっています。

四皇と七武海制度の違いとは

『ワンピース』の世界には、四皇と並び称される強力な海賊勢力として「王下七武海」が存在しました。しかし、この二つの組織は、その立場や役割において根本的に異なります。

四皇の立場

四皇は、世界政府や海軍にも従わない完全に独立した海賊です。

新世界の広大な海域を自らのナワバリとして支配し、皇帝のように君臨しています。

彼らは世界の秩序に縛られることなく、自らのルールで行動する最大の無法者集団と言えるでしょう。

七武海の立場

一方、王下七武海は、世界政府からその強さを認められ、特別に海賊行為を許可された7人の海賊です。

その見返りとして、政府からの略奪行為の一部を上納し、有事の際には政府の戦力として協力する義務を負っていました。

しかし、この制度はアラバスタでのクロコダイルの暗躍やドレスローザでのドフラミンゴの暴挙など、多くの問題を引き起こしたため、世界会議（レヴェリー）の結果、最終的に撤廃されました。

制度が撤廃されたことにより、元七武海であったバギーやミホーク、クロコダイルといった面々が新たな動きを見せ始め、結果としてバギーが四皇入りする遠因にもなりました。

ルフィはいつから四皇？他のメンバーとの比較

歴代の四皇メンバーとその変遷

「四皇」という概念が登場してから、そのメンバーは時代の大きなうねりと共に入れ替わりを繰り返してきました。

ここでは、その変遷を時系列で見ていきましょう。

初代四皇（物語序盤〜頂上戦争前）

物語で最初に「四皇」として名前が挙がったのは、新世界に君臨する4人の伝説的な海賊たちでした。

• 白ひげ（エドワード・ニューゲート）
• カイドウ
• ビッグ・マム（シャーロット・リンリン）
• 赤髪のシャンクス

この4人が、長きにわたり新世界のパワーバランスを保っていました。

頂上戦争後の四皇

頂上戦争で白ひげが死亡したことにより、四皇の席に一つ空きができました。その座を奪い取ったのが、元白ひげ海賊団の一員であり、頂上戦争の混乱を最大限に利用した黒ひげ（マーシャル・D・ティーチ）です。

• 黒ひげ（マーシャル・D・ティーチ）
• カイドウ
• ビッグ・マム（シャーロット・リンリン）
• 赤髪のシャンクス

ワノ国編後の新四皇（現在）

そして、ワノ国でのルフィたちの活躍により、カイドウとビッグ・マムが同時に陥落。これにより、四皇のメンバーは半分が入れ替わるという、前代未聞の事態となりました。

このように、四皇の歴史はまさに『ワンピース』の世界の歴史そのものであり、そのメンバーの入れ替わりが物語を新たなステージへと進めているのです。

四皇の入れ替わりと現在の勢力

前述の通り、ワノ国編を経て四皇の勢力図は劇的に変化しました。ここでは、現在の四皇がどのような勢力を形成しているのか、その特徴を見ていきましょう。

モンキー・D・ルフィ率いる「麦わらの一味」と大船団

ルフィの勢力は、少数精鋭の「麦わらの一味」を核としながら、いざという時には5600人以上の「麦わら大船団」が駆けつけます。個々の繋がりを重視する、新しい形の連合勢力です。

シャンクス率いる「赤髪海賊団」

幹部たちの懸賞金が非常に高く、鉄壁の結束を誇る海賊団です。個々の戦闘力が極めて高く、最もバランスの取れた四皇勢力と言われています。

黒ひげ率いる「黒ひげ海賊団」

能力者狩りを行い、強力な悪魔の実の能力者を次々と仲間に引き入れている危険な集団です。目的のためには手段を選ばない狡猾さも持ち合わせています。

バギー率いる「クロスギルド」

最も異質な勢力が、バギーが表向きのトップを務める「クロスギルド」です。

その実態は、元王下七武海であるミホークとクロコダイルが設立した組織であり、バギーは偶然と勘違いから皇帝に祭り上げられました。

海兵に懸賞金をかけるという斬新な手法で、世界政府を内側から揺るがしています。

現在の四皇メンバーは誰がいるのか

ワノ国編後の激動を経て、現在の海の皇帝「四皇」として君臨しているのは、以下の4人の大海賊です。それぞれの特徴を改めて整理してみましょう。

“麦わらの” モンキー・D・ルフィ

新時代の象徴であり、最強の「太陽の神ニカ」の能力者。仲間との絆を何よりも重んじ、自由を求めて海を駆ける冒険家。カイドウとビッグ・マムを討ち、その座に就きました。

“赤髪の” シャンクス

ルフィが海賊を目指すきっかけとなった大恩人。圧倒的な覇気の使い手であり、四皇の中でも特に謎多き存在。世界の均衡を保つために行動している節があります。

“黒ひげ” マーシャル・D・ティーチ

歴史上唯一、二つの悪魔の実の能力を持つ異質の存在。用意周到な計画と野心で四皇の座を奪い取った、物語のラスボス候補の一人です。

“千両道化” バギー

元ロジャー海賊団の見習いであり、シャンクスとは兄弟分。運とカリスマ（勘違い）でのし上がり、クロスギルドのトップとして四皇入りを果たした、最も予測不可能な男です。

なぜバギーが四皇になれたのか

多くの読者が最も驚いたのは、バギーの四皇入りではないでしょうか。

個人の戦闘力では他のメンバーに遠く及ばない彼が、なぜ皇帝と呼ばれるに至ったのか、その理由は非常にユニークです。

クロスギルドの設立

最大の理由は、元七武海のミホークとクロコダイルが設立した新組織「クロスギルド」のトップに、勘違いから祭り上げられたことです。

部下たちがバギーを慕うあまり、彼をリーダーとしてポスターを作成してしまったため、世界政府は「バギーが伝説的な元七武海二人を従えている」と誤解しました。

勢力と影響力

クロスギルドは「海兵狩り」を行い、海兵に懸賞金をかけるという前代未聞のビジネスを始めました。これにより、世界中の賞金稼ぎや海賊たちから支持を集め、その影響力は無視できない規模にまで拡大します。

四皇の条件は個人の強さだけでなく、世界に与える影響力も含まれます。その点において、バギー（が率いるクロスギルド）は十分に四皇の基準を満たしていたのです。

幸運と経歴

インペルダウンからの集団脱獄を成功させた首謀者（という世間の評価）であり、元海賊王ゴール・D・ロジャーのクルーであったという経歴、そして四皇シャンクスと兄弟分であるという事実。これらの要素が、彼のカリスマ性を補強し、人々が彼を「大物」だと信じる要因となっています。

言ってしまえば、バギーは実力以外のあらゆる要素を最大限に活用し、幸運を味方につけて四皇の座を手に入れた、非常に稀有な存在なのです。

歴代四皇の強さランキングを考察

四皇の「強さ」は単純な戦闘力だけでなく、影響力や組織力も含まれますが、ここでは主に個人の戦闘能力に焦点を当ててランキング形式で考察します。

第1位：カイドウ

「世界最強の生物」と称され、1対1で戦うならまずカイドウだろう、と言われるほどの圧倒的な戦闘力と耐久力を誇ります。ルフィもギア5を覚醒させてようやく勝利できた相手であり、個人戦闘力では歴代最強候補と言えるでしょう。

第2位：白ひげ（全盛期）

「世界を滅ぼす力」を持つグラグラの実の能力者であり、海賊王ロジャーと唯一互角に渡り合った伝説の海賊。老いて病を患った状態ですら、頂上戦争で海軍本部を半壊させるほどの力を見せました。全盛期の強さは計り知れません。

第3位：シャンクス

悪魔の実の能力に頼らず、純粋な剣技と覇気だけで四皇に君臨する実力者。海軍大将の緑牛を遠隔からの覇王色の覇気だけで退けるなど、その実力は底が見えません。

第4G位：黒ひげ

攻撃を無効化するヤミヤミの実と、全てを破壊するグラグラの実という、二つの強力な能力を持つ唯一無二の存在。トリッキーな戦い方と底知れない野心から、今後の伸びしろも考慮すると非常に危険な相手です。

第5位：ルフィ

ギア5を発動した際の規格外な戦闘力は、カイドウをも凌駕する可能性を秘めています。まだ若く成長途上であることを考えると、最終的には歴代最強になるポテンシャルを秘めています。

このように、歴代の四皇たちはそれぞれが異なる強みを持っており、一概に順位付けするのは困難ですが、彼らが皆「伝説」クラスの実力者であることは間違いありません。

まとめ：ルフィが四皇になったのはいつからか

この記事では、ルフィがいつから四皇になったのか、その背景や現在の四皇メンバーについて詳しく解説しました。最後に、記事の要点をリスト形式でまとめます。

• ルフィが四皇になったのはワノ国編終盤
• 原作漫画では第1053話、アニメでは第1080話付近で確定
• 最大の理由は四皇カイドウを1対1で打ち破ったこと
• 麦わら大船団という勢力や影響力も四皇入りの要因
• ルフィの懸賞金は四皇クラスの30億ベリーに到達
• 四皇の入れ替わりは世界のパワーバランスを大きく変える
• 白ひげの死亡後に黒ひげが四皇入りしたのが最初の入れ替わり
• カイドウとビッグ・マムの敗北で二つの席が空いた
• 現在の四皇メンバーはルフィ、シャンクス、黒ひげ、バギー
• バギーはクロスギルド設立と幸運が重なり四皇になった
• 四皇は独立した皇帝、七武海は政府公認の傭兵（制度廃止）
• 歴代四皇の強さはカイドウや全盛期の白ひげが筆頭候補
• ルフィは成長途上で将来的なポテンシャルが最も高い
• 新四皇の登場でワンピースの世界は予測不能な新時代へ突入
• 今後の四皇たちの動向から目が離せない