黄猿とルフィはどっちが強い？何話で描かれた？二人の戦いと決着の行方！

『ONE PIECE』の世界で、海軍最高戦力の黄猿と主人公ルフィは、過去二度にわたり激しい戦いを繰り広げてきました。

多くのファンは、それぞれの能力や成長を見て、黄猿とルフィはどっちが強いのか疑問に思っていることでしょう。

特に、ルフィの新しい力や、黄猿がエッグヘッドでどのような決着を迎えるのか、何話でその様子が描かれたのかなど、気になる点は多いはずです。

また、黄猿がルフィを助けたという説や、彼がワンパンされた、弱体化しているといった噂の真偽についても、様々な憶測が飛び交っています。

本記事では、これらの疑問を解消するため、彼らのこれまでの戦いの経緯とそれぞれの強さを深掘りし、現在の状況を詳細に解説していきます。

この記事を読むことで「黄猿 ルフィ どっちが強い」と検索した読者が具体的に何について理解を深められるか

---

黄猿とルフィはどっちが強いのか？過去の対峙と成長

黄猿の能力

出典：onepiece official

黄猿、本名ボルサリーノは、海軍の最高戦力である三大将の一角を担っています。

彼は自然系ロギア悪魔の実「ピカピカの実」の能力者です。

体を光に変え、光速で移動し、攻撃を行うことが可能です。

例えば、指先から放たれるレーザーや、光速の蹴りは彼の代表的な技として知られています。

この能力により、黄猿は通常の物理攻撃をすり抜けることができます。

加えて、光の速度での移動は、相手に攻撃の機会すら与えないほどの速さを誇ります。

マリンフォード頂上戦争では、白ひげ海賊団の主要なメンバーをも翻弄し、その圧倒的な実力を見せつけました。

彼の攻撃は広範囲に及び、甚大な被害をもたらすことがあります。

このように、黄猿はスピードと破壊力を兼ね備えた、非常に厄介な相手と言えるでしょう。

ルフィの覚醒と飛躍的な成長

ルフィは、2年間の修行と数々の激戦を経て、飛躍的な成長を遂げました。

特に、四皇カイドウとの死闘の中で、彼の悪魔の実「ゴムゴムの実」が、実は幻獣種「ヒトヒトの実 モデル”ニカ”」であったことが判明し、覚醒能力である「ギア5」を開花させました。

この覚醒により、ルフィは自身の体をゴムのように変化させるだけでなく、周囲のあらゆるものをゴムのように変形させるという、規格外の能力を獲得しました。

この力は「解放のドラム」とも呼ばれ、彼の心臓の鼓動と連動しています。

ギア5状態のルフィは、「太陽の神ニカ」の姿となり、まるでカートゥーンのような自由奔放な動きと、常識を逸脱した柔軟な発想力で敵を翻弄することが可能です。

例えば、相手をゴムのように伸ばしたり、建物をゴムに変形させて攻撃を防いだりするなど、その能力は非常に多様です。

これにより、物理法則を無視した動きと攻撃が可能となり、黄猿の光速の攻撃に対しても、予測不能な対応ができるようになりました。

黄猿との再戦は何話

ルフィと黄猿が直接的に相対したエピソードは、主に二度にわたって描かれています。

シャボンディ諸島編での遭遇

最初の遭遇は、アニメでは第398話「大将黄猿動く！ 騒然シャボンディ諸島」から、第404話「大将黄猿の猛攻 麦わら一味絶体絶命！」にかけて描かれました。

漫画では、第504話「海賊大将黄猿」から第513話「たどり着けねェ!!!」あたりに該当します。

この時、天竜人への暴行をきっかけに黄猿が派遣され、ルフィ率いる麦わらの一味は黄猿の圧倒的な力の前に為す術なく敗北を喫しました。

エッグヘッド編での再戦

時を経て、ルフィと黄猿は「エッグヘッド編」で再び相まみえました。

アニメでの主な激突は、第1127話「ルフィVS黄猿！ 変幻自在の大激戦」で描かれています。

漫画では、主に第1092話「暴君の肉球」から第1093話「ルフィVS黄猿」にかけて、彼らの再戦の様子が詳細に描かれました。

この再戦は、ルフィが四皇となり、ギア5の力を手に入れた後であったため、2年前とは全く異なる戦況となりました。

シャボンディ諸島でのルフィの敗北

シャボンディ諸島での黄猿との遭遇は、ルフィにとって大きな転換点となりました。

当時のルフィは、まだ新世界の厳しさを知らず、黄猿の光速の攻撃に対して全く対応できませんでした。

麦わらの一味は、黄猿の猛攻とパシフィスタ部隊の挟撃により、完全に追い詰められます。

ルフィは、仲間の誰一人として守れないという、これまでの冒険で経験したことのない絶望感を味わいました。

彼の「今のおれ達じゃこいつらには勝てねぇ！」という言葉は、ルフィの人生において初めての「完敗」を認めるものでした。

この敗北は、ルフィに仲間を救えないという絶望と挫折を味わわせる苦い経験となりました。

また、この出来事が、後の2年間の修行へと繋がる重要な伏線にもなっています。

黄猿の飄々とした態度とは裏腹に、その攻撃は容赦なく、当時のルフィにとってはまさに「最強」と呼ぶにふさわしいものでした。

エッグヘッドでの黄猿とルフィの戦い

エッグヘッド編でのルフィと黄猿の再戦は、2年前とは全く異なる様相を呈しています。

ルフィは黄猿に対し、「おれ達は2年前の100倍強ェぞ」と自信満々に言い放ち、実際にギア5の状態で黄猿を掴み上げるなど、互角、あるいはそれ以上の戦いを繰り広げています。

黄猿がルフィに掴まれた際に冷や汗を流す描写も見られ、黄猿自身もルフィを強敵と認識していることが示唆されています。

これは、過去の戦闘シーンではあまり見られなかった、黄猿の人間味あふれる表情であり、彼が本気でルフィと向き合っている証拠とも言えるでしょう。

黄猿の光速の能力は依然として脅威ですが、ルフィの予測不能な動きと、物理法則を無視したギア5の能力は、黄猿にとって新たなタイプの困難をもたらしています。

ルフィはゴムのように体を自由に変化させるだけでなく、周囲のあらゆるものをゴムのように変形させる能力を駆使して対抗しています。

黄猿も、海軍大将としての熟練した覇気の使い手であるため、武装色の覇気、見聞色の覇気を用いてルフィの攻撃に対応しようとします。

しかし、ルフィも覇王色の覇気をはじめとする強力な覇気の使い手であり、特に覇王色の覇気を纏うことで、黄猿の光の攻撃に対抗できる可能性があります。

ルフィを助けたのかの考察

「黄猿がルフィを助けた」という直接的な描写は、これまでのところ作中には存在しません。

しかし、ファンの間では黄猿の行動が結果的にルフィを助ける形になった、あるいは今後そうなる可能性について、様々な考察が交わされています。

シャボンディ諸島での出来事を振り返ると、黄猿が麦わらの一味を追い詰めたことで、バーソロミュー・くまが介入し、ルフィたちを世界各地に吹き飛ばしました。

これは結果的に、ルフィたちが海軍の追撃から逃れ、2年間の修行期間を得るきっかけとなりました。

黄猿の介入がなければ、くまが麦わらの一味を「逃がす」という目的で現れる必要もなかったかもしれません。

このように、黄猿の行動が巡り巡ってルフィの成長と、その後の物語の展開に良い影響を与えたと解釈することもできます。

エッグヘッド編においては、黄猿の複雑な内面が「助け」の可能性を示唆しています。

黄猿は、今回の任務の標的であるベガパンクや、彼が育てた戦桃丸と敵対しなければならないという葛藤を抱えています。

彼の表情や言動からは、任務遂行の冷徹さと、個人的な情の間で板挟みになっている様子が描かれています。

この葛藤が、黄猿がルフィに対して全力で戦っていない、あるいは手加減している可能性を示唆しているという意見もあります。

もし彼が手加減しているなら、それは結果的にルフィを「助けている」と言えるかもしれません。

彼の行動にわずかな「遅延」が生じているように見えることも、ルフィたちの脱出のための時間稼ぎになっていると解釈することも可能です。

最新の戦いで黄猿とルフィはどっちが強いのか？

ルフィは黄猿を倒せるか

ルフィが黄猿を完全に「倒す」ことができるかという問いに対して、現在のところ明確な答えは出ていません。

ルフィはギア5の能力を最大限に活用し、黄猿を翻弄する場面が何度も描かれました。

例えば、ルフィが黄猿をまるでゴムのように掴み上げ、地面に叩きつけたり、遠くまで投げ飛ばしたりするシーンは、ルフィが黄猿を圧倒するかに見える局面を示しています。

これらの描写は、ルフィが海軍大将クラスの相手とも正面から渡り合える実力を獲得したことを明確に示しています。

ギア5は、ルフィの身体をゴムのように自由に伸縮させるだけでなく、周囲の物体にもゴムの特性を与えることができるため、黄猿の光速の攻撃に対しても、常識を覆すような柔軟な対応が可能になっています。

しかし、黄猿も海軍最高戦力である大将の一人として、その実力は伊達ではありません。

ルフィの猛攻を受けながらも、黄猿は驚異的な回復力と任務遂行への執念を見せています。

一度ダウンしたかのように見えても、すぐに体勢を立て直し、ベガパンクの排除という本来の任務を遂行しようとします。

ギア5はルフィに圧倒的な力を与えますが、その反動として莫大なスタミナを消費します。

カイドウ戦でも示されたように、ギア5を使い続けると、ルフィは一時的に極度の疲労状態に陥り、満足に動けなくなってしまいます。

このスタミナ切れが、ルフィが黄猿を完全に「倒す」上で最大の障壁となる可能性があります。

黄猿が時間稼ぎをすれば、ルフィのギア5の持続時間切れを待つことができるため、一見優位に見えるルフィの戦いが膠着状態に陥ることも考えられます。

黄猿はワンパンされるのか

作中において、黄猿がいわゆる「ワンパン」（一撃で戦闘不能になること）された描写は、現在のところ明確には存在しません。

黄猿はロギア系悪魔の実「ピカピカの実」の能力者であり、光を自在に操り、自身も光となって光速で移動・攻撃が可能です。

加えて、海軍大将という地位にある彼は、熟練した覇気の使い手であり、その防御力と回避能力、そして戦闘能力は極めて高いとされています。

ルフィのギア5による強力な攻撃を受けて一時的にダウンした黄猿ですが、彼は驚くべき速度で体勢を立て直し、再び任務の遂行に取り掛かっています。

彼は完全に意識を失ったり、長期的に戦闘不能になったりすることはなく、その任務への執念と大将としての頑強さを示しました。

これは、黄猿が単なる攻撃力だけでなく、耐久力や回復力にも優れていることを物語っています。

たとえ四皇クラスのルフィの渾身の一撃を受けても、すぐに回復して行動できる黄猿の回復力は、彼を「ワンパン」することがいかに困難であるかを明確に示しています。

光速の移動能力は、相手に攻撃の機会すら与えないため、一撃必殺を狙うこと自体が非常に難しいのです。

黄猿が弱体化

「黄猿が弱体化しているのではないか」という考察が、ファンの間で盛んに行われています。

この「弱体化」は、彼の身体能力や悪魔の実の力が低下したという意味合いよりも、主に彼の精神的な葛藤や、任務遂行への迷いが、その戦闘効率や本気度に影響を与えている可能性を指すことが多いです。

黄猿は、今回の任務の標的である天才科学者Dr.ベガパンクとは、長年の知り合いであり、個人的な交流があったことが示唆されています。

ベガパンクの防衛システムを担う戦桃丸も、かつては黄猿が教育を施した人物です。

そのため、黄猿はベガパンクや戦桃丸を抹殺するという任務に対し、明らかに複雑な感情を抱いています。

彼の表情には、これまで見られなかった「悲しみ」や「苦悩」の色が浮かぶことがあり、任務遂行の冷徹さと、個人的な情の間で板挟みになっている様子が描写されています。

例えば、戦桃丸に重傷を負わせた後、黄猿が「こんなはずじゃなかった…」と呟いたり、ベガパンクの研究所を破壊する際に躊躇を見せるような描写は、彼の心境に変化が生じていることを強く示唆しています。

もし黄猿が、ベガパンクへの情から完全に任務に集中できていないのであれば、それは彼の戦闘効率を低下させ、結果的に「弱体化」していると見なされる可能性があります。

彼の攻撃の精度がわずかに落ちたり、回避行動に一瞬の遅れが生じたりするだけでも、ルフィのような最高峰の相手にとっては大きな隙となり得るでしょう。

これは黄猿の強さそのものが弱体化したわけではなく、彼が自身の力を意図的に制限している、という見方もできます。

決着はつくのか

ルフィと黄猿の戦いは、現在進行中のエッグヘッド編において、物語の核心を成す重要な要素の一つです。

本稿執筆時点において、二人の戦いに明確な「決着」はついていません。

彼らの衝突は、単なる力の優劣を超え、それぞれの信念や任務、そして複雑な人間関係が絡み合う多層的なものとして描かれています。

ルフィはギア5の能力で黄猿を圧倒する場面が度々あり、黄猿が一時的にダウンする描写も見られました。

しかし、黄猿も驚異的な回復力と任務遂行への執念を見せており、ベガパンクの排除という本来の任務を遂行しようとします。

彼はルフィとの直接的な戦闘に固執するのではなく、あくまで「政府の目的達成」を優先し、そのためにルフィを足止めしつつ、ベガパンクの暗殺を試みるなど、冷静かつ戦略的な行動を取り続けています。

この戦いは単純な1対1の決闘ではありません。

エッグヘッドには、麦わらの一味の他、CP0、セラフィム、そして五老星の一人であるジェイガルシア・サターン聖といった強力な勢力が入り乱れています。

そのため、戦いが外部からの介入や、新たな目的の発生によって中断されるケースも考えられます。

ルフィたちがエッグヘッドから脱出することに成功すれば、黄猿との戦いは一時的に中断され、それが事実上の「決着」となる可能性もあります。

黄猿の「どっちつかずの正義」が、彼に独自の選択をさせる可能性も否定できません。

彼が最終的に任務を放棄して撤退したり、あるいは何らかの形でルフィたちに協力したりする展開になれば、ルフィが直接彼を倒す形ではないものの、結果的にルフィの勝利に繋がるかもしれません。

黄猿とルフィはどっちが強いのかまとめ